工務店のWebサイトで顧客の課題を解決する情報が必要
最近のWebサイトの傾向は、見込客獲得に絞っています。成約をいきなりWebサイトで求められるのは、ECサイトのみでしょう。問題は、顧客の困りごとをWebサイトでどのように解決するのか?と言うことです。
例えば、家の庭でキャンプが楽しめる分譲住宅のスペックは、顧客の抱える問題解決や課題解決になります。何故ならば、分譲地には価格が表示されます。しかし、これが工務店になると施工金額が明確ではなく、情報量と質が欠けてしまいます。工務店側が価格を提示するのは、難しいことのようです。しかし、ユーザーが最初に知りたい情報が金額であるとすると、情報収集には適切なWebサイトとはなりません。ユーザとしては、正確な金額ではなくても、おおよその予算は知りたいものです。
業界の当たり前を打破する
業界の当たり前のように金額が表示されていないWebサイトより、予算という情報を提示した工務店の方が誠実性も与えられます。もちろん、当社のクライアントでも行っている工務店はあります。このように、業界の当たり前や常識を打ち破った真の顧客主義的発想のWebサイトでなければ、どこの工務店のWebサイトでも同じように見えてしまうのではないでしょうか? Webサイトで顧客の求める情報を独自のアプローチで掲載することが、これからの住宅メーカーや工務店がやらなければいけないことではないでしょうか。
ターゲットを絞り込み強みを活かす
長野県下の工務店でマーケティングのメカニズムを活かした地域の工務店や地域の住宅メーカーを見受けません。例えば、STPマーケティングや分析をしてWebサイトを作れば、多くの受注が見込められることでしょう。ターゲット絞り込んだときに、そのターゲットの周辺の顧客が集まることを知りません。「あれも、これも・・・」では、顧客が選択する要素が限られてしまいます。つまり、「信頼」というファクターを優先するのみとなります。言い換えれば、営業担当の約束を守ったり、顧客の立場を考えたアプローチが重要になり、これらをWebコンテンツとする必要があります。
工務店のWebサイトで、やるべきことのまとめ
工務店のWebサイトでは、ターゲットを絞ったアプローチが重要になりますが、そのための個性というものが重要です。デザイン性の高い住宅が得意な工務店では、白ベースでWebでのデザイン装飾は不要となります。その逆に住宅のデザイン性以外でアプローチするのなら、そこで働く人と顧客の笑顔を満喫した画像のWebサイトでユニーク性が重要になります。住宅建築価格はダウンロード資料として提示することで、見込客のメールアドレスは獲得できます。そして、自社の建てる住宅の良さに気づいてもらうマーケティング的な配慮が重要になります。見込客の真の欲求を聞き取り(聞き出し)、見込客を育成するという作業を忘れてはいけません。